消臭と言えば一言ですが、消臭には様々な方法があります。
予備知識を入れておくことで特殊清掃業者のレベルがわかります。
料金だけでなく、消臭の技術力で選ぶことも大切です。
1. 消臭方法
臭いには約4万種類あり孤独死や事件現場などの悪臭のもとは大きく分けて4つに分類されます。
それに照らし合わせた消臭方法が必要です。
特殊清掃業者が使う方法は大きく分けて2つです。
・薬剤による消臭
・オゾン消臭
の2つに分類され、併用する業者もあります。
できれば併用する業者をおすすめします。
2. 薬剤による消臭について
ここでは特殊清掃業者が使う薬剤の成分、メリット、デメリットを紹介します。
●次亜塩素酸
この薬剤を使用する業者が非常に多いです。
メリット
メリットだけ見ると、とても有効です。だから利用される率が高いです。
デメリット
特殊清掃の場合では次亜塩素酸を水道水で希釈して使用しておりますが、水道水に含まれるとりはトリハロメタンと混ざることで微妙ながら発がん性物質が発生してしまいます。
住宅ですのであまりお勧めでは無いです。
●安定化二酸化塩素
次亜塩素酸の発がん性の面からこちらを推奨する業者もあります。
しかしメリットだけではなく、使い方によっては無意味な場合もあります。
メリット
デメリット
安定化している間は無害な物質ですが、日光や熱で非常に有害なものになります。
その場で生成して利用する事が出来れば利用価値もありますが、
そこまでできる特殊清掃会社全国で数社しかございません。
結論から言うと薬剤は殺菌効果として最初に使用する事は良いですが、
消臭としての効果は低く、人体に悪影響なので、消臭剤に頼る業者は考えた方がよさそうです。
●オゾン脱臭方法
こちらは機材が高額なため持ち合わせていない業者が多いですが、
基本的に気体の為、十分な換気をすれば人体に無害で消臭力も高いので、
特殊清掃の現場に一番適しております。
メリット
ここで薬品やオゾンの特徴をまとめてみます。
外部PDFファイル
以上の点から殺菌にのみ薬剤を使い、消臭はオゾンで行う事が望ましようです。
3. オゾン発生器について
消臭力の差を決める大きな要素として、オゾン発生器の能力差があげられます。
簡単に言うと何PPM発生できるか?これが消臭能力の差です。
更にオゾンは空気よりも重いのでブロワー(風)で拡散させる能力も消臭力を決める要素になります。
オゾン発生器の種類
http://www.201110.gr.jp/machine/ozon_dassyu.html
孤独死などの腐敗臭はかなり強烈ですので、使用する機械の差が納期に反映されます。
納期が係るという事は人件費もかさみますので、業者選びのPOINTになります