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特殊清掃のリフォーム

死亡事故や事件、孤独死があった住居は、一時的に遺体が放置されていたことに変わりはありません。
腐乱死体を放置してしまうと、死臭や腐敗臭といったニオイの問題はもちろんのこと、体液が床や壁を汚染してしまうことがあります。
スキマや床板をつたって構造体まで浸食してしまうのです。

さらに、集合住宅の場合、階下まで浸透してしまうことも考えられます。
このような状況を考えると、特殊清掃を行う場合はリフォーム工事も必要になります。

特殊清掃のリフォーム工事は、床や壁、基礎部分を解体してコーティングする必要があります。
そうしなければ、次の入居者が事件ないしは事故前の状態の住居で生活できません。
表面を掃除するだけでなく、部屋全体を改修することでようやく元の状態に戻すことができるのです。

特殊清掃業者の中には、ずさんなリフォーム工事を行う業者も少なくありません。
基礎部分の汚れを放置したまま床板だけの施工で終わらせてしまう、汚れた部分の解体工事を行わないのに高額な請求をする、あとになって追加請求を行うなど、さまざまな業者がいます。遺体の腐敗臭や体液は簡単に除去できるものではありません。

遺品整理を行うだけでなく、しっかりと消臭、消毒、解体を行い、その後のコーティングを行うと特殊清掃業者を選ぶようにしましょう。

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