夏場の孤独死は熱中症によるケースが多いです。
昭和大医学部の三宅康史教授(救急医学)の調査によると、熱中症による死者が2014年までの五年間で約2400人に上り、約8割を70歳以上が占めたことが分かりました。
三宅教授は2010年から2014年の6月から9月に全国の医療機関を受診した患者の診療報酬明細書を集計し、熱中症関連の診断を受けた症例データの分析をしました。
死亡者がもっとも多かったのは2010年の641人、その次は2013年が550人でした。計2432人が死亡し、70歳以上が79~87%を占めています。
熱中症への関心が高まり死亡率や重症化率は減少していますが、暑さを感じにくい高齢者は本人だけでなく周囲も特に気をつけていただきたいものです。
●時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015071400034