日本は年間30,000人以上の自殺者が居ると言われています。
家族で生活している方でも、精神的な孤独を感じてしまい自殺してしまうというケースが少なくありません。
一人暮らしの場合は顕著です。

また、殺人事件が起きて、そのまま放置されているという状況も考えられます。
この時、すぐに発見されればよいのですが、気付かれずに腐敗してしまうという事例も考えられます。
特殊清掃業は自殺や殺人事件が起きた時、そのまま放置されてしまった遺体を回収するという案件にも対応しています。
マンションや住宅の管理人が第一発見者となり、住居を再度貸し出せる状態にすべく、原状回復を行うことを目的に特殊清掃をするのです。

遺族の方が特殊清掃を依頼するケースもあるでしょう。
一般的な清掃業者では対応できず、消毒や消臭、害虫駆除といった作業をしなければならないからです。
精神的にも大きな負担があるばかりでなく、特殊な技術と専門知識を要するからです。
医療環境管理士、防汚作業監督者、臭気判定士など、さまざまな有資格者が所属しているか、同等のスキルや知識を持って特殊清掃や遺品整理をしなければなりません。