孤独死は、一人暮らしの方が誰からも看取られずに亡くなってしまう状況を指します。
2010年10月26日付の毎日新聞によると全国で1,191人、つまり1日に4人近くの高齢者が孤独死しているという現状があります。
1980年代以降、マスメディアで多用された言葉です。
ご近所づきあいの希薄な都市圏で、高齢者が死後数日から数ヶ月間、誰からも発見されなかったというケースも少なくありません。
孤独死は孤立死と言われており、日本政府の公的な場ではこのような表現をすることも珍しくありません。
高齢社会白書では悲惨な孤立死と表現されることもあります。
法的に明確な定義がないのですが、事後の周辺調査や検死、司法解剖などで死因を特定した時、早期に介護や救急医療対応ができれば助かったとされる方を統計しています。
なお、この中には孤独に耐えかねて自殺した方は含まれません。
孤独死した方の住居は特殊清掃が欠かせません。
倫理・人道的な問題もありますが、遺体を放置しておくと住居全体にダメージを与えてしまいます。
また、遺品整理も同様です。マンションやアパートなどの集合住宅であれば退去しなければなりません。
また、一軒家でも遺産相続やその他諸手続きの関係から処理を行う必要があるのです。