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特殊清掃業と社会背景

孤独死した高齢者等の部屋を掃除するケースは、特殊清掃業において特段珍しいことではありません。
こうした事例が発生してしまう社会背景には、家族構成や人口構造、居住形態の変化が大いに関係していると考えられます。

戦後、日本の家族構成は多世代同居型から核家族型へと変遷を遂げました。
子どもが独立してしまうと家を継ぐ者がいなくなり、夫婦または単身で暮らすということも自然なことになったのです。
そのため、社会から孤立した生活を送らざるを得なくなってしまい、最終的には孤独死してしまうということが起こるのです。

また、居住形態と、それに伴う近所づきあいの変化も、こういった孤独死、孤立死による遺体発見の遅れにつながる一因です。
核家族が進行することで、夫婦だけであったり単身で暮らしたりするケースが増えました。
近所づきあいが煩わしいという場合、どうしても隣人とのコミュニケーションをとる機会もなく、孤立した生活を送りがちになってしまうのです。

以上のような社会背景から、特殊清掃業はニーズが増加傾向にあります。
また、故人に身寄りがなかったり親族と連絡が付かなかったりする場合、供養を行うケースもあります。
住居の管理人やご近所では対応できないような部分もできることから、特殊清掃業は社会貢献の要素も持っているのです。

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